草や花に露が降り、寒さで凍りそうになることを意味する二十四節気の「寒露」。
すがすがしい秋晴れも多くなりますが、気候は涼しくなり乾燥もより一層感じるようになります。
この時期になると、温かいスープやおかゆが体を癒し、肺の働きも助けてくれます。
今回は、生栗ならではの優しい自然の甘み、ほくほく感を感じられるおかゆのレシピをご紹介します。
栗は、疲労回復効果や胃腸の調子の改善、動脈硬化に効果があったりなど、さまざまな栄養を補える食材。
そこに、秋の乾燥から守って潤し、コレステロールを下げる作用もある白キクラゲと、ビタミン、ミネラル共に豊富で美容と健康にも良いクコの実を合わせました。
おかゆには味を付けず、シンプルに食材の滋味や甘味を感じましょう。
季節のつけものや惣菜と一緒に召し上がってください。
栗の外側の硬い鬼皮や、中の渋皮をむく手しごとは、おいしいものを楽しむために欠かせない、秋一押しのイベントです。
【材料】< 2 人分>
・栗 殻付きで 150g (正味 100 g )
・白キクラゲ 50 g (乾燥なら 5 g )
・クコの実 5 g (大さじ 1 )
・米 1 / 2 合
・水 800 ml
【作り方】
①栗は 1 時間ほど水につけて鬼皮をやわらかくする。皮を渋皮ごとむき、大きいものは半分に切って 10 分水にさらす。
②白キクラゲが乾燥の場合はたっぷりの水につけてやわらかく戻す。石づきを切りザク切りにする。クコの実も5分ほど水につけて戻す。米は洗いザルにあげて水気をきる。
③土鍋など厚手の鍋に米と水を入れ 30 分浸水して水を吸わせる。栗と白キクラゲを入れて強火にかけ米が貼り付かないように底からかき混ぜる。沸騰したらごく弱火にして蓋をずらし 40 分炊く。途中で 2 , 3 回粘りが出ないように底から静かに全体を混ぜる。クコの実を入れてひと混ぜし、器に盛りつける。
【ポイント】
・おかゆは混ぜると米から粘りが出るので、なるべくとろ火で炊き、何度も混ぜないようにします。
・おかゆを炊く水の分量は好みで加減しましょう。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)