朝晩の冷え込みがさらに増し、霜が降りはじめることから呼ばれる、二十四節気の霜降(そうこう)。
秋晴れの空や肌をかすめるひんやりとした風からも、季節が移り変わっているのを感じます。
体が冷えると血のめぐりが悪くなり、腸の運動も鈍くなって便秘などの症状が起こりやすくなります。
冷えによって鈍くなった腸のぜん動運動を活発にするためには、食物繊維が豊富なきのこをたくさん摂ると良いでしょう。
とろ火で煮る温かいスープは、肺の働きも助けてくれます。
とろりとしたスープで体もほっこり。
出汁ときのこの香りで、気分も癒してくれるはずです。
【材料】< 4 人分 >
・キノコ数種類 300 g
・油揚げ 1 枚
・長ネギ 1 本
・出汁 600 ml
・酒 大さじ 1
・醤油 大さじ 1
・塩 少々
【作り方】
①油揚げに熱湯をかけて油抜きをし、短冊に切る。長ネギは斜め薄切りに切る。キノコは石づきを取り手で小房にわける。ナメコは水で軽く洗いザルにあげる。
②鍋に出汁を入れて中火にかけ、キノコを入れて沸騰したらアクを取り除く。火力を中火弱にして 5 分ほど煮たら酒、醤油を入れ、油揚げあげと長ネギを入れる。ひと煮立ちしたら塩で調味し、器に盛りつける。
【ポイント】
・包丁で切るのではなく、手で割く事により食感が良く味がしみ込みやすくなります。
・グツグツと強火で長時間煮込むとキノコの色が悪くなるので注意しましょう。
・今回は椎茸、舞茸、エリンギ、ブナシメジ、ナメコ、ヒラタケを使用しています。好みのものを 3 〜 4 種類使うと味や香りに深みがでます。
・出汁はお好みのものを使用してください。おすすめは鰹節でとる出汁です。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)