一年のなかで昼が一番長く、夜が一番短くなる夏至。
じめじめと蒸し暑い日々が続き、冷たい水分を摂りたくなる季節です。
ですが、水分の取り過ぎは胃腸の機能が低下し消化不良などの原因にもなります。
そこで今回は、胃腸の調子を整えてくれるハトムギを使ったスープ煮をつくっていきます。
肌トラブルにも効果があるハトムギは、体の余分な水分をとり除き、むくみをとってデトックス効果が期待できる食材。
湿度が高く、消化器の働きが悪くなるこの時期にぴったりです。
ハトムギに合わせるのは鶏手羽先。
生姜やネギも入れ、コラーゲンも摂れる鶏手羽先を使いホロホロになるまで煮たら、滋養スープの完成。
胃腸を冷やし過ぎることのないように、適度に温めていただきましょう。
【材料】< 2 人分>
・ハトムギ(茹でたもの) 大さじ 4
・鶏手羽先 4 本
・ネギの青い部分 1 本分
・生姜 1 片
・昆布 5 cm 四方 1 枚
・干し椎茸 2 〜 3 枚
・塩 少々
・水 800 cc
【作り方】
①ハトムギはよく洗い、1時間以上水にひたす。昆布と干し椎茸も水につける。
② ①の出汁を実ごと(昆布も椎茸もそのまま煮て食べられます)。鍋に入れ、戻した水を捨てたハトムギ、塩以外の材料をすべて入れて中火にかける。沸騰したらアクをすくい、弱火にして 40 分ハトムギが柔らかくなるまでことこと煮る。
③あれば水で戻したクコの実(分量外)も加え、少量の塩で調味する。
【ポイント】
・ハトムギは 200 g を米を研ぐようにしっかりと洗い、たっぷりの水に浸して一晩戻す(気温が高い季節は冷蔵庫で)。新しい水に替えて鍋で 40 分程柔らかく煮る。ザルにあげて保存袋に入れ冷凍(途中で一度ほぐす)すると、サラダやスープなど何でも活用できます。また茹で汁は栄養たっぷり、捨てずにお湯で割って飲んだり、スープに使いましょう。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)