あたたかくなり、作物を潤す恵の雨が降る頃・穀雨(こくう)。
あたたかいとはいいつつも、昼と朝夜との寒暖差により体調を崩してしまうのも、季節の変わり目の特徴のひとつです。
免疫力を高めるべく、今回はタンパク質が豊富な白身魚を使って春のアクアパッツァをつくっていきます。
今回使う魚は、良質なタンパク質を摂ることができるカレイ。
そこへ、冬にたまった老廃物を流してくれる菜の花を使います。
酒と水とオイルで煮込むアクアパッツァは、見栄えがするのに簡単な調理法。
そのとき旬の魚や野菜をつかってアレンジすれば、1年中たのしめます。
ほんのりと苦みを感じる春の野菜たちは、口に入れるだけで春の訪れを感じさせてくれます。
【材料】< 2 人分>
・春野菜(菜の花、絹サヤ) 80 g
・魚(カレイ) 1 尾 ( 250 g)
・アサリ 80 g
・ニンニク 1 片
・プチトマト 4 個
・オリーブの実 30 g
・ケイパー 大さじ 1 / 2
・酒か白ワイン 100 cc
・水 100 cc
・塩 少々
・EXVオリーブオイル 適量
【作り方】
①100 ccの水に 3 gの塩(分量外)を加えて溶かした塩水にアサリを入れ、皿を乗せて暗くし砂抜きをする。こすり洗いする。
②魚は鱗と内臓、エラを取って洗い、切り込みを入れる。塩を軽くふって冷蔵庫に 10 分おき、出てきた水分をキッチンペーパーでおさえる。
③菜の花は下の固いところを切り落とし、絹サヤとプチトマトはヘタを取る。
④フライパンにオリーブオイルを多めに入れて弱火にかける。つぶしたニンニクを入れて香りがしてきたら魚を入れ、中火にして両面を焼く。酒を入れてアルコールを飛ばし、水を入れたら蓋をして 5 分火を通す。アサリ、オリーブ、ケーパー、③を入れる。アサリが開いたら味をみて足りないようなら塩を足す。皿に盛り付けオリーブオイルをまわしかける。
【ポイント】
・魚の身が厚いようなら 5 〜 10 分で様子を見ながら火をとおします。
・魚は切り身でも構いません。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)