朝晩の冷え込みがさらに増して、霜が降りはじめる「霜降」。
寒くなると自然と体がこわばってしまいます。
それは血のめぐりが悪くなるため。
そのため、この季節は腸の運動も鈍くなり、便秘などの症状が起こりやすくなります。
また、本格的な冬に向けた体づくりもしていきたいもの。
そこで今回は、秋の味覚をふんだんに使った黒酢煮をつくります。
栗は、胃腸を強くしてくれ、滋養強壮にも優れた食材。
また、食物繊維が豊富で、消化機能を助ける腸蠕動(ちょうぜんどう)にも効果的。
そこに、補益してくれる鶏肉も加え、発酵食品の黒酢を使って味に深みを出しました。
その時期、そのときに獲れる食材を食卓に取り入れて、季節の移り変わりを感じ、気候に順応できるよう準備していきましょう。
【材料】< 2 人分>
・サツマイモ 1 本( 100 g )
・栗 6 個( 150 g )
・鶏モモ肉 1 枚( 200 g )
・片栗粉 大さじ 1
・サラダ油 適量
-黒酢タレ-
・砂糖 大さじ 1
・醤油 大さじ 2
・黒酢 大さじ 1
・オイスターソース 大さじ 1
【作り方】
①サツマイモは乱切りにして水にさらす。栗は皮と渋皮をむき(むきずらい時は熱湯に数分浸すとよい)、大きなものは半分に切る。鶏肉は一口大に切り片栗粉をまぶす。黒酢タレの材料を合わせておく。
②フライパンにサラダ油を入れて鶏肉の皮面を下にして中火で焼き、裏も焼いてバットに取り出す。そのままフライパンにサツマイモを入れて炒め、色が変わったらバットに取り出す。
③油を拭いて栗を入れ、水をひたひたに注ぎ中火で 10 分程煮る。②と黒酢タレを入れ、沸騰したらアクを取り、弱火で水分がなくなるまで煮る。
【ポイント】
・使う栗によってかたさや大きさが違うので③で下煮をし、ある程度やわらかく煮えてから調味料を加えましょう。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)