暦の上では春とはいえ、まだまだ冬の寒さが残る立春。
少しでも春らしさを感じたいということで、旬のいちごを使った甘味をつくります。
ビタミン豊富ないちごは、甘い香りとほどよい酸味で気分転換にもなる食材。
体内の気をめぐらせようと肝臓が活発に動き出す熱をおさえ、潤してくれます。
まだ陽気が弱く、肺にも負担がかかるので、体をあたためてくれる黒砂糖と生姜をシロップに。
甘味に欠かせない大豆を使った餡子も、タンパク質が豊富で体をつくり免疫力も高めてくれます。
これから少しずつあたたかくなり、活動的に動きたくなる季節。
寒さで縮こまりうつうつとした心も体もリフレッシュさせてくれる甘味で、日々の疲れを癒しましょう。
【材料】<2人分>
・イチゴ 50 g
・白玉粉 50 g
・砂糖 小さじ 1
-黒糖生姜シロップ-
・黒糖 大さじ 1
・水 50 ml
・生姜絞り汁 小さじ 1
・飾りのイチゴ 少々
・市販の餡子 好みの量
・マスカルポーネ やクリームチーズ、生クリームなどお好みで
【作り方】
①小鍋に黒糖生姜シロップの材料を入れて火にかける。結晶化するので混ぜずに鍋をゆする。少しとろみがつくまで煮詰める。
②ボウルに粗みじんに切ったイチゴを入れて手でつぶす。白玉粉、砂糖を加えてよく練り込み耳たぶの固さにする。1.5 cm の大きさに丸めて 10 個作る。鍋に湯を沸かして茹で、浮いてから 1 分茹でて冷水にとり水気をきる。
③器に②とあんこ、クリーム、イチゴを飾り、①のシロップをかける。
【ポイント】
・黒糖生姜シロップは煮詰めすぎると固まってしまうので、少しとろみがついたら火を止めます。冷えるととろみが増します。
・イチゴの水分量によって固さが変わるので生地が柔らかければ白玉粉を足しましょう。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)