冬のはじまりを告げる二十四節気の立冬(りっとう)。
寒さがいっそう厳しくなる時期に入ります。
寒さで体が冷えると体の免疫力が下がり、寒さに弱い腎臓は特に影響を受けてしまいます。
腎臓の働きが衰えると、血圧の上昇やむくみが起こりやすくなったり、風邪にかかりやすくなったりと悪い影響を体に及ぼします。
そんな腎臓の働きを助けてくれるのが「黒い食材」。
今回は黒ゴマをたっぷりと使ったレシピ。
体に蓄えることが大切になる冬の時期にエネルギーを満たしてくれ、補血作用もあるイワシを黒ゴマと一緒に焼いてみました。
意識しないとなかなか摂れない黒ゴマは、香ばしく魚特有の臭みをうまくカバーしてイワシのおいしさも引き立たせてくれます。
体に嬉しいものをおいしく摂り入れて、寒い時期を乗り越えましょう。
【材料】< 2 尾分 >
・真イワシ 2 尾
・黒ゴマ 大さじ 2
– 漬け汁 –
・酒 大さじ 1
・みりん 大さじ 1
・醤油 大さじ 1
・生姜汁 小さじ 1
・サラダ油 適量
・付け合せに赤カブの甘酢漬け
【作り方】
①イワシはウロコを取って頭を落とし 3 枚におろす(手開きでもよい)。
②バットにイワシをのせて軽く塩(分量外)をふり 10 分おく。キッチンペーパーで水分をおさえ、合わせた漬け汁をまわしかけて 20 分おく。
③漬け汁をサッと落としてイワシの皮目に黒ゴマをたっぷりとふる。
④フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ黒ゴマが付いている皮から焼く。ゴマの香りがしてきたら裏返して火が通るまで焼く。赤カブの甘酢漬けとともに盛り付ける。
【ポイント】
・漬け汁に付ける前に塩をふることで、魚の臭みが和らぎ身も締まります。
・イワシは魚屋さんで開いてもらったり、フィレを買ったりすれば気軽に作ることができます。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)