本格的な夏が終わり暑さも落ち着いてくる「処暑」
体にこもった熱を和らげてくれ、秋のアレルギーにも対応してくれる発酵食品をつかった石川県の郷土料理をつくります。
今回つかう野菜はナス。
夏にたまった熱を和らげてくれるナスに細かく切り込みを入れ、薄口醤油やみりんなどを入れた煮汁でゆっくりと煮ると、お出汁もしみしみ。
そこに、固めに茹でておいた素麺を入れたら完成です。
暑い時期は冷やしてもよし。
涼しくなってきたら温かいままでもおいしくいただけます。
秋ナスをつかっても良いですね。
汁を吸ってクタクタになった素麺は、ふだんいただく麺料理というイメージよりも煮物に近く、お惣菜としてご飯にもよく合います。
体調も崩しやすくなる季節ですが、臨機応変に対応できる料理を知っておくとちょっとゆとりがもてるはず。
夏と秋の狭間の季節は、ナス素麺で心も体も整えていきましょう。
【材料】< 2 人分>
・ナス 2 個
・素麺 1 束
-煮汁-
・出汁 2 カップ
・砂糖 大さじ 1/2
・薄口醤 大さじ 2
・みりん 大さじ 1
・万能ネギ小口切り 少々
・生姜すりおろし 少々
【作り方】
①ナスは縦半分に切り、斜めに切り込みを入れる。うすい塩水に10分ひたしてアクを抜く。
②鍋に煮汁の材料を入れて沸かし、①の水をきって入れ弱火にして柔らかくなるまで 10 分程煮る。
③素麺は表示よりも少し固めに茹で、流水で洗い水を切っておく。
④③を②の鍋に入れて 3 分煮る。器に盛り付け万能ネギと生姜をそえる。
【ポイント】
・ナスに細かな切り込みを入れることで味が染み込みやすくなります。
・冷やす場合は人肌まで冷めてから、冷蔵庫で鍋ごと冷やし、薬味をのせます。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)