暑さをしのぎやすい日も増える二十四節気の処暑(しょしょ)。
残暑による夏バテに負けないよう体を調整しながらも、これから寒くなる季節への体作りもしていきたいものです。
夏から秋にかけて旬を迎える茄子は、体の熱を和らげてくれる野菜。
そこに、体の筋肉や血液のもとにもなり、補う効果のある豚肉に、口や鼻などの乾燥を緩和してくれるビタミンやミネラルが豊富な大根を加えたみぞれ煮を作りました。
茄子は油であげないのでヘルシーに。
豚肉もロースを使うことで脂を抑えつつ、旨味を茄子に染み込ませます。
発酵食品の醤油をベースに米酢も加え、酸味のある味わい。
暑さと寒さの両方を補ってくれる甘酸っぱいみぞれ煮は、食卓の定番としても重宝しそうです。
【材料】< 2 人分>
・茄子 3 本
・豚ロースしゃぶしゃぶ肉 100 g
・大根 5 cm
-煮汁-
・出汁 300 ml
・醤油 大さじ 2
・酒 大さじ 1 と 1/2
・みりん 大さじ 1 と 1/2
・きび砂糖 大さじ 1 と 1/2
・米酢 大さじ 1 と 1/2
【作り方】
1. 茄子は縦半分に切り、隠し包丁を入れてさらに半分に切る。塩水に10分つけてアクをぬく(皿やキッチンペーパーなどで水から出ないようにおさえる)。大根はおろして軽く水気をきる。
2. 鍋に煮汁の材料を入れて中火にかける。沸騰したら豚ロースしゃぶしゃぶ肉を煮汁にサッと通してバットにのせておく。煮汁のアクをすくう。
3. 茄子の水気をきり 2 の鍋にいれ、大根おろしも加える。沸騰したら弱火にし、落し蓋をして15分煮る。
4. 茄子が柔らかくなったら 2 の豚肉を戻し、ひと煮立ちさせて器に盛り付ける。
【ポイント】
茄子は隠し包丁を入れ弱火でじっくり煮ることで柔らかく煮ることができます。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)