梅雨にはいり湿気が多くなる時期は、胃など消化器系の働きが悪くなり負担をかけやすくなってしまいます。
体の余分な水分をとりのぞき、胃や腸を調えてくれる栄養素がギュッと詰まった豆類は、この時期料理に加えてほしい食材のひとつ。
ゆっくりと時間をかけてやわらかく煮た豆は体にやさしい養生食。
くつくつと豆を煮るときに部屋中に漂う豆の香りは、カラダに心地よく染み入ります。
カリッとした食感とローストした香ばしさのクルミが、豆のやわらかさを引き立ててくれる、カラダに嬉しいレシピです。
【材料】
< 2 人分>
・白インゲン豆(大福豆など) 150 g
・ローストしたクルミ 大さじ 1
・セージやタイムなどのハーブ 少々
・塩 少々
・EXVオリーブオイル 大さじ 2 〜 3
【作り方】
1 . 白いんげん豆は洗いたっぷりの水につけて一晩おく。
2 . 豆のシワがなくなり水を十分に含んだらザルにあげる。水を含んだあとの豆の 3 倍以上の水を鍋に注いだら豆を入れる。
3 . 2 にハーブを入れて中火にかける。沸騰したらアクを丁寧にすくい取り弱火にする。 途中で豆が表面から出たら水を足し、やわらかくなるまで煮る。
4 . 3 を器に盛り付けクルミをちらす。EXVオリーブオイルを回しかけ塩をふる。
【ポイント】
・鍋は多重構造や厚手のもの、ホーローなどを使いましょう。アルミだとせっかくの白い豆が黒ずんでしまいます。
・豆は指でつまんで簡単につぶれるくらいに煮るのが目安です。それ以上煮てしまうと煮崩れしてしまい、煮るのが足りないと固い食感が残ってしまうので、食べてみて確認するようにしてください
・塩とオイルが馴染んだ豆はオニオンやレモンと和えて冷蔵庫で冷やしても。
・ハーブは好きなものをお好みで。
ハーブの香りをまとわせたやさしい色味の煮豆は、おいしい塩とオリーブオイルでシンプルに味わってみてください。食養生的には温かいままがおすすめですが、冷やしても爽やかにいただけます。
いつもの食卓の一品に、ぜひ養生レシピを加えてみてください。