2021年5月21日(金)は、二十四節気の「小満(しょうまん)」。
江戸時代に発行された暦の解説書「暦便覧」によると、「万物盈満(ばんぶつえいまん)すれば草木枝葉繁る(くさきえだはしげる)」とあります。
盈満とは、物事が満ちたりること。
太陽が地上に顔を出す時間が少しずつ長くなり、地球上のありとあらゆるものが満ち足りれば、草木も濃くなり成長します。
秋に植えた麦の穂も実る時期。無事に実ったことにほっとして「小さな満足」の気持ちも「小満」にこめられているとか。
暦の上では夏にあたる「小満」。
一番過ごしやすい季節であると同時に、生き物たちが生気に満ち溢れる季節。そのため、一番エネルギーを必要とする時期でもあります。
気温の上がるこの時期は汗をかく量が増え、血流が滞りがちに。
苦みの元は体内の熱を追い出す役目があるため、お茶やゴーヤなどを積極的に取り入れるのがおすすめです◎