高い山に雪が積もりはじめる二十四節気の小雪(しょうせつ)。
遠くから富士山の冠雪を確認して、冬がやってきたことを実感しました。
日照時間が短く、空気も乾燥し寒さをよりいっそう感じるころ。
体の中から温めてくれる冬の食材をたっぷりと摂ると良いでしょう。
この時期旬を迎える鱈(たら)は脂肪分が少なく、体を形成してくれる栄養素のひとつ、タンパク質や、ビタミン、ミネラルも含まれています。
旬の鱈と合わせたいのは冬野菜。
食物繊維が豊富なゴボウは、体が冷えると鈍くなる腸の働きを助けてくれます。
また、ビタミンが豊富な白菜や、抗酸化力の高い白ネギなど、風邪予防にも効果のある食材も
たっぷりいただきましょう。
最後に、食物繊維とビタミンC以外の栄養素を含んでいる完全栄養食・卵でとじましょう。
おいしく調理してたくさん栄養を蓄え、厳しい冬を乗り越えましょう。
【材料】< 2 人分>
・生鱈の切り身 150 g
・ゴボウ 1 / 2 本
・白菜 1 枚( 100g )
・白ネギ 1 / 2 本
・糸三つ葉 少々
・卵 2 個
-煮汁-
・出し汁 200 cc
・酒 大さじ 3
・みりん 大さじ 2
・醤油 大さじ 2
好みで粉山椒
【作り方】
①生鱈はひと口大に切る。白菜の芯は 1 cmの棒状に、葉はザク切りにする。白ネギは斜め切りにする。ゴボウはささがきにして、水に晒しアクをとる。糸三つ葉はざく切りにする。卵はといておく。
②鍋に煮汁の材料を入れて中火にかけ、沸騰したらザルにあけて水気を切ったゴボウを入れてひと煮立ちさせる。白菜と生鱈、白ネギを入れて 3 分程煮て鱈に火を通す。卵を回し入れて糸三つ葉を入れ、好みの煮加減で火を止めて器に盛り付ける。好みで粉山椒をふる。
【ポイント】
・根菜は皮に栄養があるので皮をこそげるのではなく、たわしで泥を洗い落としましょう。
・鱈は骨があれば前もって取り除いておくと良いでしょう。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)