冬ごもりをしていた虫が地中からはい出てくる二十四節気の啓蟄(けいちつ)。
春のはじめに花開く花も咲きはじめ、より一層春の訪れを感じます。
寒暖の差が激しく、環境が変わる人も多いこの時期は体調を崩しやすい季節。
免疫力を高めてくれるのが植物性たんぱく質です。
植物性たんぱく質が豊富な大豆を使う豆腐は、この時期多く取り入れたい食材。
そこに、ビタミンやミネラル豊富な芹と甘夏を合わせた白あえをつくりました。
今回胡麻のペーストではなく丁寧に胡麻をすることで、香ばしい香りもたのしめます。
シャキシャキっと歯ざわりの良いさわやかな香りの芹と甘夏のほろ苦さを、クリーミーな和え衣がまとめてくれる、春らしい一皿です。
【材料】<2人分>
・芹 1 / 2 束( 100 g )
・甘夏 1 個
・木綿豆腐 1 丁( 200 g )
・白炒り胡麻 大さじ 2
・砂糖 大さじ 1
・醤油 大さじ 1 / 2
・塩 小さじ 1 / 3
【作り方】
①木綿豆腐はキッチンペーパーに包み重しをして水をきる。
②芹は熱湯でサッと茹でて水にとり、水気を絞って 3 cm長さに切る。甘夏は皮をむいて房からはずし種を取る。飾り用に 4 粒残し、食べやすい大きさに割る。
③すり鉢に白炒り胡麻を入れてよくすり、砂糖、醤油、塩を加えてすり混ぜる。 1 の木綿豆腐を加えてなめらかになるまでよくする。
④3 に 2 のほぐした芹、甘夏を加えゴムベラでやさしく和える。飾り用の甘夏とともに器に盛り付ける。
【ポイント】
・木綿豆腐の水はよくきりましょう。水分が多いと味がボヤけて水っぽい仕上がりになります。
・ 3 では白炒り胡麻を丁寧にすることによって、和え衣がクリーミーかつなめらかになります。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)