春分を過ぎ、昼が夜より長くあたたかくなりました。
桜などの春の花が満開をむかえている地域も多いのではないでしょうか。
石川近郊の地域ではこの時期、天然の新ワカメが獲れはじめます。
香り豊かな新ワカメと合わせたいのは、産卵の時期を前に脂をたくわえた真鯛。
あたたかくなると、さっぱりとしたものが食べたくなるので、レモンと一緒にいただくとしましょう。
脂がのりまるまると太った真鯛とレモンを一緒に蒸すことで酸味がやわらかくなり、味わいはさっぱり。
ふっくらとした真鯛と新ワカメを蒸すだけという簡単さですが、目でもたのしい上等な一品。
春の旬の味わいをぜひ。
【材料】<2人分>
・真鯛切り身 2 切れ( 250 g )
・生新ワカメ 100 g
・レモン 1 個
・塩 少々
・酒 大さじ2
【作り方】
①真鯛切り身は一口大に切って塩を全面にふり、10分ほど冷蔵庫に入れる。出てきた水分をキッチンペーパーでおさえる。
②レモンの半分は薄い輪切りにする。半分は薬味に使うので果汁を絞る。新ワカメは食べやすい長さに切る。
③蒸し器に入れても問題ない耐熱の皿に半量のワカメを入れ、1 の真鯛をレモンと交互におく。酒の半量をまわしかける。
④蒸気の上がった蒸し器に器ごと入れて 10 分間蒸す。絞ったレモン汁や醤油をお好みでかけていただく。
【ポイント】
・必ず蒸気が上がった状態で蒸しましょう。
・器に入れて蒸すことにより、やわらかい白身が崩れることなくいただけます。
・切り身魚は、鰆や鱈などの白身魚でも代用できます。
レシピ: 齊藤 真貴子(@makitchen)